2011年6月17日金曜日

SとかMとか

よく、SとかMとかドSとかドMなどと言いその人の性格の度合いを計ったりしますが
なんの脈絡もなしに「俺、ドSなんだよね」と言われたりすると大抵困るもの。
わたしは「へー。見たまんまですね。Mだったら面白いのに」と対応します。
これはいいですよ。
そもそもそんな発言をすること自体、SかMかの何かを越えた何かしらの駆け引きを求めているのですからこちらに興味がなければ「あっそ。しらねっす」で終わるのです。

このように「SだMだ論争」に割と冷め気味な私が、とうとうこの人「Sだ!と思っちゃう事件」が勃発したのです。聞いてくれますかっ!

知り合いの方にバイトをしてくれない?と頼まれた私。
その方のお母様が趣味で絵を書いているのですがとてもたくさんあるし、ご高齢ということもあり処分しようということになり、それではせめて写真を撮りたいので手伝ってくれない?と頼まれました。
お世話になってる方でしたし、お金ももらえるならいいですよいいですよということで
某高級住宅地まで行きさっそくその作業にとりかかりました。
私が絵を支え持ち、その方が写真を撮るだけの単純な作業だったので当然話しをしながらだったのですが「俺さー。少食の女の子嫌いなんだよね〜」ときたのです。
こう言われたらなんていいます?私少食って言えます?
当然「私、結構食べるんですよ〜」と言うと
「そうかー。じゃあお昼はバイキングいこうか」
え?昼から?まあいいけど…
というわけで、胃が切れそうになるまで食べましたよ。
その人はずっと、たくさん食べる女の子が好きで好きで〜前も〜プロレスやってる子と合コンしてさあ〜男の俺らは彼女たちがガンガン食べてるの観てるだけなんだよねえぇぇとしゃべりつづけ、私は朦朧としました。

お昼ご飯を食べ終わってまた作業にとりかかり3時になったとき…
「は〜いおやつっ」つって、おにぎり持ってきたんですよ。
「あ…いやあさすがに無理す…」と言うと
「えー!おなかすいったしょ!」いや、おなかすいてないっしょ…
「すみません…持ってかえっていいですか…」
この人、ドSじゃん!とはっきり心に刻んだこの体験。

後日、共通の知り合いにこの話するとSで有名よと教えてくれました。
「葉山かどっかの別荘においでと言われましたよ」と言うと
「それ絶対行っちゃダメ!その別荘の地下には…」